アパレル業界は華やかな印象が強いですが、裏で支えている仕事があるからこそ成り立っています。そんなアパレル業界の裏方の仕事の一つに、「アパレル倉庫」があります。
今回は「アパレル倉庫」のバイト内容についてご紹介します。
アパレル倉庫とは、膨大な数のアパレル商品を保管する倉庫のことです。入荷した商品や店頭から引き下げた商品を保管したり、商品を店舗に発送する業務を行います。
アパレル商品といっても、トップス、ボトムス、アウター、インナー、シューズ、バッグなどの様々なジャンルがあり、その中でも色やサイズもたくさん展開されています。アパレル倉庫はそれらの商品を保管するためになくてはならない場所です。
徹底した管理と物流システムがあるからこそ安定した供給ができ、そのことが消費者の満足度を高めることにつながります。アパレル倉庫はアパレル業界全体を支える役割があります。
商品に不具合や縫製ミスがないか、針などの危険物が混入していないかをチェックする検品作業。商品にほつれや汚れなどがあるまま出荷してしまうと、お客様からのクレームを受けることになります。もし針が混入していたらケガをしたり重大な事故につながりかねません。そのため商品の出荷時には必ず検品を行う必要があります。
また入荷した商品の種類や個数が合っているかを確認するのは、地味な作業ではありますが、丁寧かつ慎重に行わなくてはいけません。アパレル倉庫によっては、商品の加工や補修を行う場合もあります。
指示があった商品を倉庫の中から探し出す作業をピッキングといいます。慣れるまでは大変な点も多いですが、正確に素早く行うことが求められます。
ピッキングのやり方には「摘み取り方式」と「種まき方式」があります。摘み取り方式は、一件ごとに倉庫内から必要となる商品を集める方法で、シングルピッキングとも呼ばれます。
種まき方式は複数の出荷先に必要な商品を集めておき、仕分け場などで後から仕分けを行う方法で、トータルピッキングとも呼ばれます。
商品と納品伝票を確認し、丁寧に梱包を行います。配送中に商品が傷ついたり壊れることのないよう、梱包する際には注意が必要です。袋に入れた状態、ハンガーにかけた状態など、梱包のやり方が決められている場合もあるため、それらの点も確認した上で出荷します。
アパレル倉庫のバイトには、丁寧さが求められます。検品やピッキングは一つ一つの作業を丁寧かつ正確に行わなくてはいけないため、おおざっぱな人には不向きです。ちょっとした間違いが後々大きなクレームやミスにつながることもあるので、丁寧に取り組むことができる人に向いているでしょう。
アパレル倉庫の仕事内容は、基本的に同じ作業の繰り返しです。一人でコツコツと作業を進めることにストレスを感じることなく、単純作業が苦にならない人に向いています。
アパレルの仕事といったら、お客様に接客販売を行うアパレル店員や華やかなイメージのあるプレスが人気の職種です。ただアパレル倉庫はそのような表に立つ仕事ではなく、裏方の仕事といえるでしょう。
アパレル業界を支える裏方の仕事に興味がある人は、アパレル倉庫のバイトがぴったりではないでしょうか。
アパレル倉庫のバイトは、短時間の勤務でもOKの場合が多いため、スキマ時間に効率よく働きたい人に適しています。そのため学生やフリーター、Wワークをしたい人はアパレル倉庫のバイトがおすすめです。
給与形態が日払いのところもあるため、すぐにお金が欲しいという人にも向いています。
アパレル倉庫のバイトは、勤務中は立ちっぱなしか動き回ることが多い仕事内容です。また荷物を運んだり商品を詰めたりと、体力が必要になる場面もあります。そんな労働環境に対応するためには、体力がある人が有利になるでしょう。
アパレル倉庫は、黙々と作業がしたい人におすすめのバイトです。難しい仕事内容ということもなくすぐに慣れるため、バイト経験がなくても安心してスタートできます。アパレル業界に関わるバイトをしてみたい人は、ぜひご参考にしてみてくださいね。
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