1、自腹購入とは

基本的にアパレル店員は自社商品を社割で購入して、それを着用して接客を行います。その場合は自発的に購入するため特に問題はありませんが、自腹購入は「買うように強制されたから」といったネガティブな理由の時によく使われる言葉です。
そのため自腹購入が当たり前に行われている風潮がある店については問題視されています。
 
 

2、ノルマを達成するために自腹購入をすることはある？

ノルマ達成のために購入するケースも

アパレルショップでは毎月予算を決められるため、そのノルマを達成する必要があります。ノルマは個人に課せられることもあれば、店舗で課せられることもあり、もしこのノルマを達成できない場合は、アパレル店員が自腹購入して売上に貢献することもあります。
ただ自腹購入といっても、ほとんどの企業では社員割引があるため、通常の価格より安く購入することができます。また欲しくないものを無理やり買わされるのではなく、自社ブランドを好きなことが前提としてあり、欲しいものを買う感覚で買っている人がほとんど。「あと5,000円でノルマ達成なら、このタイミングで商品を買う」というように、無理のない範囲内で自腹購入する場合が多いでしょう。
 

強制的に購入させられる職場はNG

もし強制的に購入するように言われたり、ノルマ達成のために買わなくてはいけない状況に追い込まれるような職場は、ブラック企業である場合が多いため、転職を考えた方が良いでしょう。
 

3、店頭で着る服は自腹購入？レンタル？

「社割で購入した自社ブランドの服」を着用する

アパレル店員が勤務中に着る服は、自社ブランドの服が基本です。「現金で支払う」か「給与から天引き」のどちらかの方法で購入します。
そうすると「毎月の服代がかかりそう」と不安になると思いますが、ほとんどの店で通常よりも30％〜60％オフの価格で購入することが可能です。なかにはレンタルができる店もあるようですが、一般的には購入する方が多いようです。
 

自腹購入をする際の注意点

勤務中、店頭で着る服は「在庫がある商品」とされていることが多く、品切れになった商品やシーズンオフの商品は着用しないように決められている店もあります。せっかく買った服が着られないこともあるので、その点は注意が必要です。
また常に魅力的な商品に囲まれて働いていると、ついいろいろ買いすぎてしまうことも。いくら社割があっても買いすぎてしまっては給料にも影響が出てしまうので、あらかじめ自分の中で上限を決めておくか、何パターンかコーディネートを組んだものを制服として着回すことがポイントです。
 
 

4、まとめ

 
アパレル店員はノルマ達成のために自腹購入をする場合もありますが、購入を強いられるということはありません。ブラックな風潮の職場が存在していることも事実ですが、プレッシャーを与えたり個人に責任を押し付けるような働き方はふさわしくないとされる時代です。
アパレル店員としてオシャレを楽しみながら、自分のペースで働ける職場を見つけましょう。
 
 

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