Darich/ルミネエスト新宿店 店長の馬内さん
今月のDays of GLORYは、Darich(ダーリッチ)ルミネエスト新宿店の店長馬内さんにお話を伺いました。Darichのお洋服に一目惚れし、「ビビっと心を掴まれた」ことをきっかけに入社。現在は、Darichの一番店であるルミネエスト新宿店の店長として活躍されています。ブランドへの熱い想いや、仲間と一緒に笑って感動して涙して、目標に向かって店舗をつくる努力など、Darichで働く楽しさややりがいについて、たっぷりと語っていただきました。
ルミネエスト新宿で買い物をしていた時に、マネキンが着ていたDarichのお洋服に一目惚れしたのがきっかけです。その瞬間にビビっと心を掴まれて、「ここで働きたい!」と強く感じたことを今でも覚えています。
実はその時、別の会社からすでに内定を頂いていました。ただ、「本当にここでいいのか」という迷いもあり、思い切って大学4年生の冬にその内定を辞退しました。そこから急展開で面接に進み、ありがたいことにご縁をいただきました。
あの時の「Darichで働きたい!」という直感を信じて行動したことが、今の私に繋がっていると思います。

まず何より、お洋服が圧倒的に可愛くて、“最高にイケてる”ところです。
袖を通した瞬間に気分が上がり、自然と自信が湧いてくる。そんな体験を毎回与えてくれるブランドは、他にないと感じています。自分をもっと好きになれるお洋服が揃っていることが、Darichの一番の魅力です。
販売・接客を中心に、お客様一人ひとりに合ったスタイリングやご提案を行っています。
それに加えて、スタッフの育成や売上分析など、チームで売上をつくる業務にも力を入れています。日々のコミュニケーションに加え、月末には全員で集まってミーティングを行い、「どうしたらもっと良い店舗になるか?」をスタッフ全員で話し合います。
お客様が「また来たい」と思っていただける店舗づくりを目指し、チーム全員で取り組んでいます。

全くありませんでした。大学卒業後に入社したので、学生時代のアルバイト経験は飲食店のみです。
アパレル未経験であることへの不安は特になく、むしろ他ブランドでの勤務経験がなかったからこそ、先入観なくDarichに馴染めたと感じています。
他ブランドとの比較はできませんが、働く中で感じるのは、Darichの接客は「売る」というよりも「お客様に似合うものを一緒に見つける」という感覚が大きいです。
お客様にどれだけ寄り添えるか、1日のショッピングの中で「Darichで買い物してよかった」と思っていただけるかを大切にしています。ブランドの世界観を自分自身が体現し、それをお客様に伝えていく難しさと楽しさを日々実感しています。
Darichでは、入社後すぐにメイク研修やブランドについて学ぶ研修が用意されています。店舗に立ってからも、先輩スタッフが一人ひとりをしっかりフォローしてくれるので、未経験でも安心して成長できます。
まずは自分が一番お洋服にときめき、その想いをどうお客様に伝えるかを一緒に考えながら、Darichらしい接客を身につけていきます。
そして、プロデューサーの齋藤早紀さんやデザインチームが、新作やシーズンコンセプトを直接共有してくれる機会もあります。Darichの世界観やアイテムに込められた思いを深く理解したうえで接客できるのも、Darichならではの魅力だと思います。
さらに、店舗スタッフの意見やお客様の声を制作チームがしっかり聞いてくれ、実際にアイテムに反映してくれる体制もあります。スタッフ一人ひとりが日々考え、感じたことを伝えられる職場なので、未経験でも自分の声を活かしながら成長できる環境です。

20代を中心に、とにかくDarichが大好きな方が多いです。SNSでDarichを知って初めて来店される方もいれば、長く通ってくださる顧客様もたくさんいらっしゃいます。中には親子で一緒に来てくださる方もいて、本当に嬉しい限りです。
Darichでは週に2回ほど新作を発売しています。新作は店頭に並ぶと即完売することもあり、多くのお客様に足を運んでいただいています。定期的に新作が並ぶことで、来店のたびに新鮮な気持ちでお買い物を楽しんでいただけます。店頭でお客様が目を輝かせてお洋服を見てくださる瞬間こそ、私にとって何よりのやりがいです。


とにかく仲がいいです!
年齢の近いこともあり、どこか学生時代のような雰囲気があります。でも、単に仲がいいだけでなく、お互いをリスペクトしながら、同じ目標に向かって切磋琢磨できる関係性が築かれています。スタッフ全員がブランドを純粋に好きで、お客様のために思いやりながら働く。そんな自然な姿勢が、この職場の温かい雰囲気を作っています。
もちろん、同じ熱量で向き合っているからこそ、時にはぶつかることもあります。
そんな時はきちんと最後まで話し合い、しっかりと向き合うようにしています。私は「ぶつかり合える関係」って、とても素敵だと思っています。プライベートでも一緒にご飯に行って笑い合ったり、熱い話をして感動して涙したり、先輩後輩関係なく本気で仕事に向き合える仲間ばかりです。全員がこのブランドに誇りと敬意を持ち、日々精進しています。
忘れられないのは、10月9日に行われた新宿の周年イベントです。この日は、Darich史上、過去最高の来客数と売上を記録しました。実はこの日のために、私たちは半年間ずっと準備を進めてきました。自店の周年イベントは一年で最も気合が入る日であり、お客様の期待値も一番高い特別な日です。
お洋服を売るという仕事は一見簡単そうに見えて、実はとても奥が深いものです。「なぜお客様がWEBではなく、わざわざ店舗に足を運んでくださるのか」その理由となる“付加価値”をどれだけ生み出せるかが、私たちの役割だと考えています。言葉にするなら、私たちは「もの」ではなく「想い」を売っているのだと感じています。
お客様が気持ちよくお買い物を楽しめる店舗を作るためには、スタッフの接客力はもちろん、空気感・チームワーク・空間演出など、すべてが大切です。半年かけてそのすべてを磨き上げた集大成が、この周年イベントでした。だからこそ、当日にレコードを更新できた瞬間は、本当に嬉しかったです。
スタッフ全員の頑張りがついに結果に繋がった、最高の一日でした。イベントが終わったあとは、みんな嬉しさで泣いていました(笑)。
全員が本気でこの日のために取り組んできたからこそ、当日感じたあの一体感は今でも忘れられません!同じ目標に向かって本気で頑張れる仲間がいること。彼女たちは私にとって仕事のやりがいにもつながる大切な存在です。

印象に残っているエピソードは本当にたくさんあります。
長く通ってくださるお客様も多く、気づけばクローゼットの中身まで把握していることもあるほどです。そのため「去年買ってくださったスカートに合いますよ!」といったご提案もでき、お客様一人ひとりの好みやライフスタイルに寄り添った接客を心がけています。
「販売する」というより、まるで「ファッションパートナー」のような距離感でいられることが、この仕事の大きな喜びです。

これからも、このチームでさらに強く、魅力的なお店をつくっていきたいです。
そして、もっと多くの方にDarichの世界観や想いを届けていくことが、私の目標です。売上だけを追うのではなく、“Darichらしさ”を感じてもらえる店舗であり続けたい。ブランドを代表する店舗として、スタッフ一人ひとりが誇りを持てる環境を育てていきたいと思っています。
一番成長を感じるのは、「チームで働くことの大切さ」と「お客様への感謝の気持ち」を深く理解できたことです。最初は「自分が頑張らなきゃ」という気持ちが強かったのですが、今ではスタッフ一人ひとりがいてこそお店が成り立つと実感しています。
お客様が「Darichで買ってよかった」と笑顔で帰ってくださる瞬間に、全ての努力が報われると感じます。ブランドと仲間、そしてお客様に支えられながら、自分自身も人として大きく成長できたと実感しています。

Darichが本気で好きな人、そして人が好きな人です。お洋服を通してお客様にときめきを届けたい、その気持ちが何より大切です。
経験よりも、素直に学ぶ姿勢や仲間を思いやる気持ちがあること。チームとして一緒に頑張ることを楽しめる人なら、どんどん成長できる環境だと思います。Darichは、“好き”を原動力にできるブランドです。
Darichは、本気で挑戦したい人が本気で輝ける場所です。
決して楽しいことばかりではありませんが、仲間と支え合いながら乗り越えた先には、自分でも想像できなかったほどの成長と達成感が待っています。
お洋服を通してお客様の人生の一瞬に関われる、こんなに素敵な仕事はありません!
「Darichが好き、ファッションが好き、人が好き」その想いがある方なら、きっとこの場所を好きになってもらえるはずです。
私自身も、大学4年のあの時、自分の直感を信じてよかったと心から感じています。スタッフからも「この会社で働けて幸せ」と声が出るほど、Darichは素敵な職場です。

Darichの面接を受ける方には、ミニ丈などシルエットがしっかりわかるコーディネートがおすすめです。もちろん、容姿だけで評価するわけではありませんが、「Darichのお洋服をどう着こなしているか」はスタイリングの参考として見させていただいています。
例えば、ラメ入りのツイードジャケットにブラウスを合わせると、季節感や清潔感を演出できます。デニムなどカジュアルなアイテムとも合わせやすく、1着持っていると着回しもしやすいです。面接では、ブランドの世界観に合ったスタイリングで、「このお洋服が好き」「自分らしく着こなせる」という気持ちを表現できると良いと思います。

私のラッキーアイテムは、Darich系列コスメブランドSELVEの香水です。
重めの香りが好きで、他の人と被りにくい香水を探していたところ、SELVEの香水に出会いました。香りのバリエーションも豊富で、季節に合わせて選べるのも魅力です。
秋冬は甘めな香りを纏いたく、”オードパルファンコーキー”を使用しています。夜までしっかり香りが持続するので、お気に入りでロッカーに置き、気分を上げながら店頭に立っています。

【取材後記】
学生時代の“一目惚れ”から始まったという、馬内さんのアパレルスタッフとしてのキャリア。そのエピソードを伺うだけで、ファッションへのまっすぐな想いと、長く続けてきた仕事への揺るぎない愛情が伝わってきました。
「アイテムが好き」「この場所が好き」「この会社が好き」そう語る言葉には一つひとつに重みがあり、心からの本音であることが自然と伝わってきます。
取材中、特に印象的だったのが“想いを売る接客”という言葉。お洋服の魅力だけではなく、その背景にあるストーリーや、自分自身の感じたときめきまで丁寧に届けようとする姿勢は、“販売員”というより“Darichの世界観そのもの”でした。
さらに、店舗スタッフに限らず、ブランドを動かすプロデューサーや制作チームまで、職種の垣根を超えて密に連携し、お客様のニーズに応えようとする体制にも深く感銘を受けました。全員が同じ方向を向き、お客様のために本気で試行錯誤している、その空気感が、Darichが多くのファンから愛され続ける理由なのだと実感します。
馬内さんのように、本気でブランドを愛し、本気で仲間を想い、本気でお客様に向き合うスタッフがいること。
それこそが、Darichというブランドの強さであり、温かさなのだと思います。