マーケティングという言葉はよく聞きますが、具体的にどのような仕事をしているのかわからない人も多いのではないでしょうか?商品の販売やサービスを提供する業界では、マーケティング職が重要な役割をもちます。
今回はアパレル業界のマーケティング職について解説します。
マーケティング職とは、市場調査を元に販売戦略を立てる仕事です。消費者のニーズを的確に把握し、それらに合った商品やサービスを提供する必要があります。
市場調査は、消費者へのアンケート、売上や購買データの分析、SNSを利用した分析、接客を通して得た情報などを元に行います。統計をとって数値やデータとして表すことが求められます。
販売戦略は、市場調査で収集した情報を元に、消費者に対しての効果的な販売計画を立てます。商品の企画や売上目標を立てたり、商品をPRするための方法やイベントの企画、ノベルティーの制作など、様々なアプローチを行って「売れる商品」を生み出す計画を立てます。
マーケティング職に資格は必要ありませんが、市場調査や販売戦略を立てる仕事になるため、冷静な判断力や分析力が求められます。数字やデータを元に、商品を販売するための計画を立てなくてはいけないので、インプットした情報を正しく活用するスキルが必要です。情報処理能力、マネジメント能力、企画力などもマーケティング職には必須です。
またプレゼンをしたりPC作業も多いため、どのようなシーンでも柔軟に対応できる力も求められるでしょう。
わからないことや気になることがあったら、すぐに自分で調べることができる人、また調べる作業そのものが好きな人には、マーケティング職がぴったりです。わからないことをうやむやにせず、納得がいくまで調べてインプットすることができる人は、マーケティングの仕事内容にも通じる部分があります。
どんなことも論理的な思考で判断できる人は、マーケティング職に向いています。マーケティング職ではあいまいな表現や具体性のない内容ではなく、全てを論理的に考えることが求められます。
アパレルのマーケティング職に就きたいのであれば、ファッションが好きなことが大前提です。アパレル業界は他の市場と比べても移り変わりが早く、常に最新の動向をチェックしなくてはいけません。また海外のコレクションで発表されたトレンドやカラーを元に商品開発や販売戦略を立てるといった、アパレル業界ならではの市場が特徴でもあります。
そのためファッションに対して興味や関心が高い人の方が、これらのことにも敏感に反応できるため、マーケティング職にも向いているでしょう。
アパレルのマーケティング職は、市場調査を行い消費者のニーズや動向を冷静に分析する力が必要になるため、知識を身に付けて経験を積むことが大切です。またどのような商品が人気で需要があるのか情報を集め、自社ブランドのコンセプトに落とし込み、新たなトレンドを発信することが理想です。
専門的な知識を要する難しい職種ではありますが、とてもやりがいのある仕事です。アパレルのマーケティング職に興味がある人は、ぜひご参考にしてみてくださいね。
\登録3分!/