毎日笑顔で店頭に立ち、お客様のニーズに応じた提案をしたりコーディネートを考えて服を販売することは、アパレル店員としてやりがいを感じる部分だと思います。ただ何年もアパレル店員を続けていると、「果たしていつまでこの仕事を続けられるのか」という問題に悩まされてしまうこともあるでしょう。
アパレル店員を続けるのか、キャリアアップを目指すのか、そもそもそのような選択肢はあるのか、など自分の将来のビジョンに不安を感じたら一度立ち止まって今後の進むべき道を考えてみませんか?
新人の頃は自分が一番年下でかわいがってもらっていたのに、何年か働いていくうちにどんどん後輩が増え、気付けば年下ばかりの職場環境になってしまうと徐々に焦りや葛藤を感じるようになります。
そうすると立場的にも指導される側からする側へとなるため、責任やプレッシャーを感じるようになり仕事のことで悩む機会が増えてしまいがちになることも。
ブランドのターゲット層に自分の年齢が適さないと感じてしまうと、転職や違う道を選ぶべきなのかと悩んでしまうことが多いでしょう。
10代後半〜20代前半がターゲットのブランドなのに自分の年齢がそれよりも上回ってくると居心地が悪くなってきたり、ブランドコンセプトに共感しづらくなります。そのようなズレを感じるようになると将来性に不安を抱きやすくなるようです。
アパレル店員になったからには、店長やエリアマネージャーというポジションを目標に頑張っている人も多いと思います。
ただキャリアアップがなかなかできない環境だったり、頑張りを評価されない状態が続くと自信を失くしてしまい、結果的に仕事へのモチベーションが下がってしまうことになってしまいます。
勤続年数が長くなってきているのにも関わらず、給与が上がらなかったり待遇が良くないと不満が募ります。長く働く以上、給与や待遇に何かしらの問題があるのは不安材料の一つ。改善されたり給与アップが見込めないと、将来のことを考えて違う仕事を探すというパターンになってしまいます。
立ち仕事が基本のアパレル店員は、長く働いていると体力的に厳しさを感じるようになります。何時間も立ちっぱなしで時には重いものを運んだり不規則な生活になることもしばしば。
若い時は普通にこなせていたことも年齢を重ねるうちに体力の限界を痛感するようになり、アパレル店員を続けられるか不安になることもあるでしょう。
「アパレル店員を始める前までは人見知りで上手に話せなかった」なんていう人も、たくさんのお客様に接客をしている中で、いつのまにかそのコンプレックスを克服でき高いコミュニケーションスキルを身に付けられていることも多いようです。
これはアパレル店員の仕事を通して自然と身に付いていったスキル。コミュニケーション能力はどんな場面においても必要となるため、あらゆる職種でも高い評価をされるスキルと言えるでしょう。
トレンドに敏感なアパレル店員は、他の人よりも情報収集能力に長けていると言えます。常に最新の流行をいち早くキャッチし取り入れて自ら発信する仕事のため、様々な情報を仕入れることはもはや習慣化しているといっても良いでしょう。
気になることはすぐに調べたり試してみる姿勢は、仕事をする上でとても大切な部分。これらのことはアパレル店員だからこそ培ったスキルと言えるのではないでしょうか。
お客様にコーディネートを提案したり、ディスプレイ変更を考える時に必要な提案力。自分の意見や考えを具体的に示すことはアパレル店員なら日常の業務ですでに行なっていることです。
提案力が優れている人は周囲に仕事への意欲を感じ取ってもらえたり、企画や販売計画などの分野でも活躍できます。
アパレル店員は、日頃から売上金額をチェックしたりデータ分析を行い売上アップを目指すように努力をしています。本社からの指示を受けることもありますが、リアルタイムで現場の売れ行きや動向を探ることをしているため、分析力が身に付いているでしょう。
現状に満足いかなくなってきたり物足りなさを感じ始めると、つい転職を考えたりモチベーションが下がってしまいがち。そんな時にはやる気を引き起こすために、店長やマネージャーというポジションを目指してみましょう。
なりたいからといってすぐになれるわけではありませんが、地道に頑張っていればその実績や意欲を評価されるでしょう。
現在のショップの店長が退いたり新店舗のオープンに合わせて店長やマネージャーを命じられることもあるので、いつでも万全の状態で挑めるように準備と覚悟をしておくと良いでしょう。
アパレル店員として結果を出せばそれは何らかの形で評価へとつながります。企業やブランドにより評価の対象は異なりますが、数字や功績として結果を残せば自分自身を成長させるきっかけとなるでしょう。
また給与アップや特別手当などのうれしい待遇を受けることもあるので、さらなる頑張る糧となることもメリット。
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今の職場では働きにくいと感じるようになってきたら、転職を考える前に他のブランドに異動したい旨を伝えてみてはいかがでしょうか。
大手のアパレル企業であれば抱えているブランドは数多く存在しています。そうなるとブランドのターゲット層も幅広くあるということになります。20代向けのカジュアルブランドから40代向けの高品質なラグジュアリーブランドまであるため、自分の年齢と共に職場を適応させるのも一つの方法です。
アパレル店員としての将来性に迷い始めたら本社勤務を希望するという選択肢もあります。本社に通勤できる環境であることが条件にはなりますが、本社勤務になれば店頭に立って仕事をすることがなくなり、事務や人事、営業などの部署で働くことになります。
現場で培った経験を活かしたり、MD、プレス、バイヤーといったポジションで勤務することも可能となり、店員とはまた違う角度でアパレルに携わることができるでしょう。
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勤務期間が長くなると新人時代とは違う悩みを抱えるようになります。特にアパレル店員は若い層が働くイメージが強く、将来性が見込めないのではないかという不安も募ることでしょう。
ですがキャリアアップを目指したり目標ややりたいことを明確にしておくとその不安は払拭され、新たなステージで活躍することが可能です。
そのためには、視野を広くしてどんな働き方をしたいかを考えること、ターゲット層の広いブランドを抱える企業であること、また女性としてライフスタイルに応じた働き方を選べること、などが長く働けるポイントとなるでしょう。
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