アパレル業界に興味があっても、自分に向いているのかわからない人も多いのではないでしょうか?アパレル業界には様々な職種があるため、自分のスキルや適性に合う仕事を選びたいですよね。
今回は、アパレル業界の職種紹介と、それぞれの適性について解説します。
INDEX
アパレル業界に向いているかを分析するために、まずは自己分析を行いましょう。自分のこれまでの歩みや経験したこと、長所と短所などを冷静に分析することで、強みや弱みを把握することができます。
自己分析の結果をもとに、アパレル業界のどの職種が自分に適しているかを判断しましょう。
アパレル業界の中には、様々な企業があります。アパレル業界に興味はあっても踏み出せない人は、企業研究を行いましょう。
企業研究を行うと、企業理念や経営方針、事業内容や展開するブランドなどを把握することができ、アパレル業界への知識を深めることができます。
自己分析で把握できた「自分の強み」を、活かせる企業をいくつかリストアップしましょう。
自分に合う職種や業界がわからない人は、適職診断を受けるのがおすすめです。適職診断は性格や考え方、好みなどから自分に向いている職種を診断することができます。
適職診断を行うと自分を客観視することができるので、自分自身のことや今後の道筋も明確になるでしょう。
転職エージェントは、いわば転職のお手伝いをするプロです。転職エージェントを利用すると、適性や希望する働き方をもとに、自分に合う仕事を紹介してもらえます。アパレル業界に興味があるなら、アパレル業界に特化した転職エージェントを選ぶのがポイントです。
転職エージェントは、効率よく仕事探しができる上に転職活動の失敗のリスクも減るため、忙しい人や自分の目指す方向性がわからない人に適しています。
適性がわかると仕事を探しやすくなりますが、必ずしもそれが「やりたい仕事」であるとは限りません。例えば、分析力があり先を読む力が優れている人はMDが向いていますが、実際にお客様と直接関わり合える販売職をやりたい気持ちがあるなら、やりたい仕事を優先した方がいいでしょう。
あとから考えて「やっておけばよかった」と後悔しないためにも、自分の気持ちに素直に従った方がいいかもしれません。
向いている仕事をするメリットは、「ストレスなく続けられる」「活躍が期待できる」などがあります。やりたい仕事がわからずに決断ができない人は、適性から見えてきた「向いている仕事」から、自分の興味がある仕事を探してみてください。
経験を積んで評価されると次第に好きな仕事が把握でき、「やりたいこと」が明確化してくるでしょう。
販売職はお客様の接客を行う仕事です。接客をするためにコミュニケーション能力は必須のため、人と話すことが好きな人や社交的な性格の人は、販売職がぴったり。
持ち前の明るさとコミュニケーション能力の高さを活かして、ブランドのファンを増やしましょう。
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デザイナーは商品を生み出す仕事のため、ファッションに関する専門的な知識や技術が必要です。ブランドコンセプトを正しく理解し、ニーズに合った商品をデザインすることがアパレル業界のデザイナーには求められるため、柔軟性があり発想力がある人に向いています。
感性が豊かで独創的なアイディアが出せる人は、アパレル業界のデザイナーに適しているでしょう。
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デザイナーが考えたデザイン画をもとに、パターン(型紙)をおこすのがパタンナーの仕事です。細かい作業が求められるため、手先が器用な人に向いているでしょう。
パタンナーになるためには、服飾専門学校を卒業していることが採用の条件になる場合が多いので、専門的な技術を身に付ける必要があります。
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パタンナーの仕事とは?必要なスキル・経験など
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商品管理は、在庫管理や商品の品質保持に関する仕事を行います。また、店舗ごとの売上に応じて在庫を割り当てたり、店舗間の商品移動の手配をしたりと、商品の管理業務全般を行う責任ある仕事内容です。
責任感が強い人や計画性がある人は、商品管理の仕事に向いているでしょう。
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商品の売り出し方やどんな商品を展開するかを決めるMDは、ブランドの核となる重要な役割を担う仕事です。市場調査や売上などのデータを分析し、論理的思考で販売戦略を立てなくてはいけません。
MDには様々なスキルが求められますが、数字に強い人や論理的な考えができる人が活躍することができます。
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MD(マーチャンダイザー)の仕事とは?必要なスキル・経験など
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VMD(ビジュアルマーチャンダイザー)は、店舗のディスプレイや視覚的な部分から、売上を伸ばすための戦略を考える仕事です。そのためには、お客様の動向や市場調査など、様々な視点からの分析が必要になります。
VMDには、購買意欲を刺激する効果的なディスプレイやレイアウトを考えるためのセンスや空間把握能力が求められ、冷静な分析ができる人に向いている仕事です。
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PR(プレス)は、自社ブランドの宣伝や広報活動を行う仕事です。展示会の準備やメディア対応を行い、表立った活躍も多いことからアパレル業界の花形ともいわれています。
プレスは、社外の人との関わりも多く、自分がメディアに出て広報活動をすることもあるため、臨機応変な対応力が求められます。また、SNSの更新や事務作業のような裏方の業務も行うため、その場の状況や求められることに応じて柔軟に対応できる人に向いているでしょう。
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商品企画は、顧客のニーズやブランドコンセプトに合った商品を企画する仕事です。トレンドや市場調査をベースとして商品を企画するため、情報収集能力が求められます。
企画会議ではたくさんの意見を出し合って話し合いをするため、提案力やプレゼン力がある人が活躍することができるでしょう。
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ECサイト運営の仕事は、オンライン上で商品を販売するブランドの運営業務全般を行います。最近は実店舗を持たずに、ECサイトのみで事業を展開するブランドも多いため、求人の数も増加傾向にあります。
ECサイト運営では、商品の企画、仕入れ、ささげ(採寸・撮影・原稿)、配送などの一連の業務を行うため柔軟な対応力が必要です。またパソコンスキルが求められるため、基本的な操作以外にも、写真の加工・編集、動画作成などの専門的な技術があると、活躍の幅が広がるでしょう。
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バイヤーは、商品の仕入れや買い付けを行う仕事です。バイヤーにはセンスや行動力が求められるため、ファッションへの高い関心とフットワークの軽さが必要になります。また、海外に行く機会も多いため、語学力や体力も必須です。
バイヤーには交渉力が求められるため、コミュニケーション能力に長けている人や冷静な判断力がある人に向いています。
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アパレル業界で働いたことがない人は、まず販売職からスタートしましょう。商品やブランドの知識を身に付けることができたり、お客様のニーズを知ることができたりとアパレル業界で働くためのノウハウやスキルを習得できます。
販売職からキャリアアップをして店長を目指す道や、本社職にチャレンジする道もあるため、自分のキャリアプランを明確にしてコツコツと努力することが大切です。
自分の目指すポジションや職種には、どんなスキルが必要になるのかを、事前にリサーチすることも必要です。そのためには「どんな経験を積めばいいのか」「販売職でどのような実績を上げる必要があるのか」という部分も見えてくるので、目標設定が明確になり、自分のやるべきことに取り組みやすくなるでしょう。
アパレル業界に興味があっても向いているかわからない人は、まずは自己分析をして自分を客観視することが大切です。そこから見えてきた部分をもとに、アパレル業界で適した仕事を探してみましょう。