今はどのアパレルブランドもメルマガやLINEで情報を届けることが主流ではありますが、お客様一人一人にお届けするDMもアナログならではの良さがあります。新作の紹介やセールの告知に加えて、アパレル店員が一筆添えることにより心のこもった手紙となるため、お客様に感謝の気持ちを伝えることにもつながります。そんなアパレル店員が心得ておきたいDMの書き方や送るタイミングなどをご紹介します。
DMを受け取った経験がある人ならわかると思いますが、DMは新商品の案内やセールのお知らせを目的としています。「冬物の新作アイテムが入荷しました」「◯月△日からセールが始まります」といった内容をお客様にわかりやすくお知らせするために、販売促進の一環として行なっています。
一斉送信されるメールで受け取るよりも、個人宛のDMで受け取った方がお客様の印象にも残り、また親近感を感じられたり顧客を大切にしている姿勢も伝わると言えるでしょう。
アパレル店員はお客様と一対一で接客を行うため、他の接客業よりも距離が近い分、お客様と良い関係性を築き上げることが重要です。そうすればショップ全体のイメージアップにつながるため、リピーターとなって何度も足を運んでくれるようになります。また「あの店員さんから服を買いたい」と思ってくれることで、売上アップも見込めるでしょう。
そのような大切なお客様に対し、購入してくれた感謝の気持ちをDMを通して伝える必要があります。ただDMを送るよりも一言メッセージを添えるだけでお客様からの印象は大きく変わるので、売れるアパレル店員になるにはDMにも手を抜かないことがポイントです。
一般的にDMを送るタイミングは
・新商品が入荷した時
・セールが始まる前
・お客様の誕生日前
に送ることが多いでしょう。そのほかには新店舗オープンの情報やお客様の好みに合わせた商品のご案内、キャンペーンやイベントのお知らせのタイミングでもDMを発送して、来店してもらえるように促します。
DMを持参すれば割引を受けられたりノベルティがもらえるなどの特典を設けているショップもあるため、タイミングを見定めて効果的なDMを送ることが売上にも大きく関わってくると言えるでしょう。
お客様に喜ばれるDMにするためには、購入した商品のことや接客で話した内容に触れることがポイントです。
「ご購入していただいたニットの着心地はいかがですか?」「またオススメのカフェ情報教えてくださいね」など商品の感想や接客で話題にあがったことを記すと◎
”売上のためにただ服を売った”ではなく”私のために服を売った”ということが伝わる文面にするのがDMのコツと言えるでしょう。
DMを書く時には「お客様」ではなく「◯◯様」と相手の名前を書くようにしましょう。これは接客の際にも言えることですが、自分の名前で呼んでくれるというだけで一気に特別感が沸きます。そのためDMでもお客様の名前で書くことが、響くDMになるかどうかの分かれ道と言えます。
注意点としては漢字を間違えると失礼にあたるので、しっかりと確認してから書くようにしましょう。
「先日はご来店ありがとうございました。最近は一段と寒くなってきたので、ご購入していただいたアウターが活躍する季節となってきましたね!新作アイテムも多数入荷していますのでぜひまた遊びにきてください。」
「◯月△日よりセールを開催いたします。50%〜70%オフなど大変お得なアイテムが勢揃いしていますよ。スタッフ一同、心よりご来店をお待ちしております。」
「いつもご来店ありがとうございます。あのあと初めて行くとおっしゃっていたオイスターバーはいかがでしたか?また感想教えてくださいね!来月は◯◯様のお誕生日ということですので、バースデークーポンも同封いたしました。ぜひまたお会いできることを楽しみにしております。」
DMはお客様一人一人にショップの情報やセールのお知らせをお届けできるほかにも、感謝の気持ちを伝えたりコミュニケーションをとる一つのツールとしての役割も持ちます。
アパレル店員による手書きのメッセージには温かみがあり、きっとその想いはお客様にも伝わることでしょう。
接客スキルや商品知識を身に付けるだけでなくDMも上手く活用して、さらなる質の高いアパレル店員を目指してみましょう。
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