アパレル店員といってもそのジャンルは様々で、レディースからメンズ、フォーマルやインナーウェア、アウトドアやスポーツ系のブランドまで幅広く存在していますよね。そんな活躍する場は多岐に渡るアパレル店員ですが今回は子供服店をピックアップして、お仕事内容ややりがいなどをご紹介したいと思います。「服も子どもも大好き!」という方はぜひチェックしてみてくださいね。
通常のアパレル店員のように、子供服店のお仕事も接客業務が中心です。ただレディースブランドのようにがっつりと接客をして服を売るというよりかは、見守る姿勢でいることが多いでしょう。サイズの案内や在庫状況について声をかけたり、コーディネートに相談に乗るなど、買い物に来るママにアドバイスをする接客方法が良いでしょう。
時には子どものいない人が出産祝いに子供服を買いにきたり、おばあちゃんが孫に服を探しに来るなど、ママ以外の人も来店されることがあります。その場合は子供服店の店員として役立てるような接客をすることが望ましいでしょう。
こちらもアパレル店員の業務と同じく、納品された商品を検品したら店頭に品出しをしたり、店内のディスプレイも行います。子供服はサイズ展開が豊富なため小さい順からわかりやすいように陳列したり、子どもサイズの小さなマネキンに服を着せ、コーディネートの参考になるようなディスプレイを作り上げる必要があるでしょう。
子供服店の場合、店内の清掃は入念に行うようにしなくてはいけません。床に座り込んだりハイハイをする子どももいるため、ホコリやゴミが落ちていることのないよう床掃除はこまめに行なった方が良いでしょう。また子どもの手の触れる場所は汚れやすいので什器を拭いたり、服のたたみ直しもタイミングをみてする必要があるでしょう。
子供服店によってはキッズコーナーを設けているところもあるため、その場合はおもちゃの除菌や片付けなども定期的に行います。
子供服店で働き始めた時に最初に悩まされることが、サイズ展開の多さではないでしょうか。5〜10cm単位でサイズ展開している子供服は、「このサイズは何歳くらいの子が対象なの?」と頭を抱えてしまうことでしょう。
子どもがいるママが働くのであればある程度わかりますが、そうでない人からするとピンとこないため、経験をつんで覚えるしかなさそうです。
接客をしている時に「あともう少しで購入してもらえそう」という絶妙のタイミングで、子どもがぐずったりトイレに行きたがるなんてことも。一旦その場を離れて再び戻ってきてくれるお客様もいますが、なかには購入をあきらめてしまうお客様もいます。そうするとせっかくのチャンスを逃してしまうため、店員としては落胆する瞬間といえるでしょう。
そのため子供服の販売は、子どものペースに合わせた接客や対応を心がけなくてはいけません。子どもが飽きないように簡潔に商品の説明をしたり、ママが選ぶのを悩んでいる時は子どもの遊び相手になってあげるなど、臨機応変に対応する必要があるでしょう。
子供服店のあるあるといえるかもしれませんが、どうしても子供服は商品の返品や交換が多いためその作業や返品処理に大変さを感じるでしょう。返品や交換理由としては「サイズが合わなかった」「もう1サイズ大きいのに変えてほしい」など、サイズに関することがほとんどですが、店側でお断りをしていない限り、それらの対応をしなくてはいけません。
混雑時や処理に慣れていない時は、少々面倒に感じたり「またか…」と心の中でつぶやいてしまうなんてこともあるでしょう。
子供服店のやりがいは、感謝されるシーンが多いことでしょう。特に子どもからの「ありがとう」は子供服店だからこそ聞くことができる言葉。また子供服をプレゼントとして探しているお客様にアドバイスをしたり、希望通りの商品を提案できた時にはとても感謝されることでしょう。
子供服店にはママと一緒に買い物に来る子どもも多いため、日常的に子どもと触れ合うことができます。それは子ども好きにはたまらない瞬間ですよね。
接客中に子どもとお話をしたり、試着をする時にお手伝いをしたり、小さな子たちとたくさん関わることができるため、それがやりがいと感じる人も多いでしょう。
アパレルといえば社割で服を安く購入できるメリットがありますよね。子供服店の場合は自分が着る服はありませんが、友達の子どもに服をプレゼントしてあげたり、ママなら我が子の服を安くゲットできるといううれしい面も。
意外と子供服は大人と同じくらいの値段がすることもあるため、安く購入できることがやりがいの一つといえるかもしれませんね。
一般的なアパレルでは「プレゼントにしてください」というシーンはそこまで多くありません。ですが子供服店ではギフト需要が高く、ラッピングを依頼されることがよくあります。
そのためラッピングができるように練習をしなくてはいけませんが、服のラッピングは袋に入れてリボンで結ぶか、ギフトボックスに入れてラッピングすることが多いため、そこまで難しいラッピング方法ではないでしょう。
子供服店では大人の対応だけでなく、子どもの対応も求められます。そのため大人に対する接客トークを考える以外にも、子どもと会話するテクニックも身につけなくてはいけません。
「今何歳なの?」「好きな色はなに?」といった子どもが答えやすい内容ややりとりを考え、大人だけに限らず子どもとも上手にコミュニケーションをとることが理想ですね。
子供服店の一番大きな違いは、”自分の服を選ぶわけではない”という点ではないでしょうか。子供服店は基本的に子ども自身が服を選び購入するわけではなく、親であるママが選びますよね。小学生くらいになれば自分の意思で服を選びたいという子も増えてきますが、最終の決定権は親であることが、一般的なアパレルショップとの違いといえるでしょう。
その分親としては服を選ぶのに時間がかかったりサイズ選びに迷うこともあり、店員側としてはどんな接客や提案をすれば良いのか悩むこともあるかもしれません。
大人の服とはまた違う、子供服ならではの特徴を理解した上で接客を行うことが望ましいでしょう。
子どもが好きな人にとったら、子供服店のアパレル店員は毎日子どもと接することができるため、癒されながら働くことができるでしょう。
子供服店ならではの大変さもありますが、小さくてかわいい子供服は見ているだけでほっこりとした気持ちになることができます。ママなら経験を活かした接客を、結婚をしていない人ならきっと今後役立つスキルや知識を身に付けることができるでしょう。
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