アパレルの面接では、「なぜ転職をしたのか?」と、転職理由を聞かれることがあります。転職した理由は、ネガティブな内容を含むため、答えにくさを感じますよね。
ただ、伝え方のポイントをおさえておけば、面接官に好印象を与えることができるため、採用に有利になる場合も。
今回は、アパレルの面接で聞かれる「転職理由」の答え方をご紹介します。
INDEX
転職理由を聞くのは、「前職をなぜ辞めたいと思ったのか?」を知る目的があります。辞めた理由によっては、マイナスなイメージを与えてしまう可能性もあるため、答える時にはネガティブな内容にならないように注意が必要です。
転職はキャリアアップやスキルアップを目的とした、前向きなきっかけだと好感を持たれます。前向きな転職理由であれば、働く熱意や意識の高さが伝わるため、採用に有利になるでしょう。
転職理由を伝える時は、ポジティブな言葉を使うようにしましょう。転職を考えたきっかけが給与の低さや待遇の悪さなどのネガティブな内容だとしても、それだけを伝えるのはNG。仕事への意欲や熱意が感じられず、「すぐに辞めてしまうのでは?」と印象が悪くなってしまいます。
好感を持たれる転職理由は、「スキルを活かせる仕事に就きたいと思ったから」「キャリアアップを目指したいから」など、意欲的な姿勢が感じられる内容を意識しましょう。
転職理由を上手く伝えるためには、応募先が採用するメリットを感じる内容にすることがポイントです。スキルや経験を活かした転職理由だと、応募先にとってメリットがあるため、採用に有利になるでしょう。
OK回答
前職の評価制度は頑張りが給与に反映されにくい環境だったため、転職を考えるようになりました。
御社では、頑張りに応じたインセンティブの支給があったり、社員が向上心を持って働ける評価制度が充実していたりと、魅力的な労働環境に惹かれたため、志望いたしました。
NG回答
前職では給与が低く、ボーナスの支給もなかったため働く気がなくなり、転職を決めました。最低でも手取りで◯万円は必要なので、給与の高い御社で働きたいと思いました。
OK回答
前職は事務職として5年間勤務しておりました。社員をサポートする業務はやりがいもありましたが、キャリアアップが難しい職場環境だったため、転職を決意しました。
御社ではキャリアアップの選択肢が豊富で、様々な活躍の場があるとうかがいました。いずれは店長やエリアマネージャーとして、店舗運営やスタッフの育成などの業務に携わりたいと考えています。
NG回答
前職では上司との折り合いが悪く、キャリアアップするのは不可能だと思い転職することにしました。
キャリアアップをして収入を増やすことが目標のため、実現できそうな御社で働きたいと思いました。
OK回答
前職では営業職として3年間働いておりましたが、売上や実績を重視する職場だったため、顧客と真摯に向き合えないことが悩みでした。
数字を意識して取り組むことは大前提として、目の前のお客様と向き合って一人一人に合った商品を販売できるアパレル販売職は、理想とする働き方です。
持ち前の明るさとコミュニケーション能力を活かして、御社に貢献できる存在を目指します。
NG回答
前職の職場環境や社風は最悪でした。厳しいノルマや上司からのプレッシャーに耐えられず、楽に働けるアパレル販売員になりたいと思い、転職を決めました。
OK回答
前職は男性の比率が高く、なにかと気を遣うことが多い職場環境でした。女性特有の体の不調や仕事の悩みを相談しにくく、自分には女性が活躍する職種が向いていると感じ、アパレル業界への転職を決意いたしました。
御社では女性が多く活躍しており、結婚や出産後も働ける職場環境だとうかがっております。ライフステージが変化しても働きたいと考えているため、女性が長く働ける環境が整っている御社を志望いたしました。
NG回答
前職では人間関係でトラブルが起きたため、転職することを決めました。アパレル業界は女性が多いので人間関係に不安はありますが、仕事と割り切って働こうと思っています。
OK回答
前職は飲食店で接客をしておりましたが、営業時間の都合上、夜型の生活になってしまいました。仕事そのものは好きでしたが、生活リズムが乱れて健康面にも影響が出てしまい、転職を決めました。
現在は生活リズムを整えて健康管理にも気を使っています。御社に貢献できるように、これまでの接客経験を活かして働きたいと思います。
NG回答
前職は残業が多く、労働環境にストレスを感じていました。プライベートの時間を大切にしたいので、残業がない働き方を目指しています。
残業がなく定時で帰れる御社なら、自分の理想を叶えられると思い、転職を決意しました。
OK回答
前職は美容カウンセラーとして、お客様の受付業務やカウンセリング業務を担当しておりました。一人一人のニーズに合ったプランを提案することはやりがいがありましたが、以前から興味があった「アパレル業界で働きたい」という夢を叶えるべく、転職を決めました。
アパレル業界は未経験ですが、美容カウンセラーで培ったコミュニケーション能力と提案力を活かし、お客様の要望に合った接客ができる販売員を目指します。
NG回答
美容部員の仕事をしておりましたが、ノルマが厳しく、お客様からのクレームも多かったため、アパレル業界ならその負担が軽減されると思い、転職をしようと考えました。
化粧品販売よりも洋服の販売の方が簡単で、責任やプレッシャーも少なそうなイメージがあるため、働きやすそうな仕事だと思い応募を決めました。
転職理由がはっきりとしていない場合、キャリアアップやスキルを活かした転職であることを伝えるのが良いでしょう。働く意欲を感じられる転職理由は、面接官に好印象を与えることができます。
アパレル業界への興味や関心の高さを、転職理由として答えるのも好感を持たれるポイントです。例えば「学生時代から憧れだったアパレル業界で働きたいと思ったから、転職を決めた」という転職理由だと、働く熱意を感じることができます。
ファッションやオシャレが好きな人は、「好き」という気持ちを全面にアピールすると、面接官の印象に残りやすいでしょう。
アパレルの面接で聞かれる転職理由は、ネガティブな内容になりすぎないようにすることがポイントです。前職の悪口だと捉えられる転職理由だと、印象が悪くなってしまうため注意しましょう。
面接官にポジティブな印象を与える転職理由を考えることが、採用されるコツです。ぜひご参考にしてみてくださいね。