アパレル販売員が自社ブランドの服を着用して店頭に立つということは広く知られていますが、
会社・ブランド・店舗によっては様々なルールがあることはあまり知られていません。
ブランドの顔として店頭に立つ販売員のスタイリングが毎日どうやって決められているのかを調査しました。
【アパレル販売経験者81人にアンケート】
ブランドの洋服を着用して店舗のディスプレイとしての役目もある販売員。
商品は、平置きよりもマネキンが着用している方が売れますが、それ以上に販売員が着用している商品の方が売れます。
では、アパレル販売員は店頭でのコーディネートをどうやって決めているのでしょうか。
・毎日全て自分で決めていた 63.0%
・毎日スタッフ同士で決めていた 17.3%
・日によってお店やブランド側が決めたり、自分たちで決めたりしていた 13.6%
・毎日お店やブランド側が決めていた 6.2%
・服は自社ブランド、靴や小物は他社でもOKだった 53.1%
・全身自社ブランドではないとダメだった 23.5%
・一点自社ブランドを身につけていればOKだった 11.1%
・ブランドイメージにあっていれば、自社ブランドでなくてもOKだった 7.4%
・特に決まりはなく自由だった 4.9%
・雑誌、流行に合わせて 42.0%
・在庫に合わせて 18.5%
・自分が着たいもの 17.3%
・ブランドのイメージ、テーマに合わせて 17.3%
・店の売り出し品(打ち出し品)、売り場に合わせたものをメインに 12.3%
・他のスタッフに勧められたもの 11.1%
・ブランドの指示したもの(制服含む) 4.9%
・その他 4.9%
店頭でのコーディネートは毎日自分で決めているという方が63%でした。
また、42%の方がブランドのカタログや雑誌、その時の流行を参考にしているという回答に。
他にも店舗の打ち出し商品や在庫に合わせてコーデを組むという意見も。
アパレル販売員は毎日流行や売上を考えながらコーデを決めていることがわかりました。
アパレル販売員は髪色自由というイメージがありますが、ブランドや店舗によっては決まりがあるようです。
どんな決まりがあるのでしょうか。
・派手な髪色禁止、髪色に指定があった 37.9%
・ブランド、お店から指示指定があった 31.0%
・ブランドイメージに合わせたものを自分で考える 27.6%
・その他 3.4%
・半月に1回 7.4%
・1カ月に1回 48.1%
・1カ月半に1回 7.4%
・2カ月に1回 24.7%
・3カ月以上に1回 12.3%
・決められていた 4.9%
・決められていない 95.1%
髪色やヘアアレンジは自由と回答した方が63%でしたが、
派手な髪色はNG、ブランドのイメージに合った髪色にしなければいけないという回答もありました。
シーズンイメージに合わせて髪色をチェンジするブランドもあるようです。
また、常にお客様から見られているのがアパレル販売員の仕事なので、1カ月以内に美容室でメンテナンスをする方が55.5%という結果に。
中には半月に1回美容室に行っているという方も!アパレル販売員の美意識の高さがうかがえます。
勤務先によって自由度は異なりますが、お客様に不快感を与えないような、清潔な髪型を心がけましょう。
アパレル販売員のメイクは他の業界よりは厳しくなく、
全く規定がないブランドや店舗もありますが、基本的にノーメイクは不可です。
コーディネートも髪型もばっちりなのにメイクは残念・・・ということがないようにメイクにも気が抜けません。
・自分で決めていた 63.0%
・ブランド側で決められたメイクを元に自分でアレンジを加えていた 17.3%
・ブランド側で指定のメイクが決められていた 16.0%
・スタッフ同士で決めていた 3.7%
・自分で勉強する(雑誌SNSなど) 41.9%
・店長会で店長が習ってきたメイクを各店舗で落とし込む 38.7%
・スタッフ同士、先輩のメイクを参考にする 9.7%
・その他 9.7%
・指定されていた 13.6%
・指定されていなかった 86.4%
・アイシャドーやチークやリップはどこの何番など細かく指定、マスカラなどはマツエクのスタッフもいたので指定なし、アイラインも指定なし
・カラコンはフチなしでブラウン系かキツくないグレー系という規定。
・おとなし目の色じゃ無いとダメでした
・カラコン禁止
・アイプチ、メザイク禁止
・シーズンごとに色のイメージがあったり、ハーフ顔っぽくならないようだったりなど。
・シャネルの◯番のパレッドなど
・ナチュラルなカラーのコンタクトか裸眼のどちらかでした。カラコン使うならカラーとカラコンの種類も指定がありました。
店頭に立つときのメイクは自分で決めていたと回答した方が63%という結果に。
雑誌やSNSでトレンドを勉強しメイクに取り入れている方が多いようです。
また、ブランドでシーズンごとにメイクの指定があり、店舗を代表して研修を受けた店長からメイクを教えてもらうという意見もありました。
ブランドや店舗によっては化粧品のメーカーや色番号まで指定されているところもあるようです。
アパレル販売員は店舗のディスプレイとしての役目もあるので、着用している服やブランドイメージから浮かないよう、
メイクもしっかり対策していることがわかりました。
新しいブランドで働く!となった時に、気になるのは初出勤の日や研修中の服装やコーディネートですよね。
採用が決まった時にコーデ一式をそろえた方がいいのか、貸してもらえる制服があるのか…
アパレル販売員の研修時の服装についてまとめました。
初出勤の時の服装はブランドのイメージに合いそうな私服にしたという意見や、
事前に働くブランドのアイテムを一着買っておいて、
残りは先輩に貸してもらったという意見がありました。
初出勤で店頭に立つ場合はブランドのアイテムを何かしら購入して身につけるといった意見が多く見られました。
初日が終わった後、または初日の業務開始前にコーデを一式社販で購入してそろえることが多いようです。
研修中は、初出勤後に購入したコーデを着用することが多い用です。
基本的には自分の好きなようにコーデを考えて着用しても大丈夫という意見が見られました。
他のスタッフとのコーデかぶりや色かぶりが心配ですが、
初回の社販の時に先輩スタッフがアドバイスしてくれるそうです。
ブランド・店舗によっては本社から送られてくるコーデ案を参考にしたり、
コーデがかぶっても大丈夫だが在庫のある商品を着用しなければいけない等のルールがあったりするようです。
【関連記事】最高8割引で服が変える!アパレル店員の社割事情とは
アパレル販売員は常にお客様に見られることを意識しなければいけない仕事であり、
特に手元はよくお客様の視界に入るので、しっかりケアをしておく必要があります。
アパレル販売員といえばオシャレなネイルを楽しんでいるイメージがありますが、
ブランドイメージに沿ったデザインは大前提で、他にもいくつかルールがあります。
商品を畳んだり、レジを打ったりといった手先を多く使う仕事なので、長すぎるネイルはやめたほうが無難です。
さらに、商品を傷めてしまうおそれがあるので、引っ掛かりやすいパーツやストーンはブランドやショップによってはNGです。
どうしても使用したい場合はしっかり埋め込んで、引っ掛からないようにするなどの対策が必要かもしれません。
また、百貨店やファミリー向けブランドなど、お店によってはネイルを禁止しているところもあります。
ネイルがOKでも色が指定されていたり、派手な色やデザインはダメだったりするので、一度確認しておきましょう。
どの程度のデザインまで大丈夫なのか心配であれば、店長に聞いたり先輩のネイルを参考にしたりするのもオススメの方法です。
流行の最先端でおしゃれなファッションに身を包んで働くのはアパレル店員ならではの特権です。
SNSで多くのフォロワーを抱えるアパレル販売員も多く、その着こなし方やヘアアレンジ、メイクへ注目が集まっています。
アパレル販売員は、常にトレンドを勉強し、毎日の着こなし方やヘアメイク等をブラッシュアップしていることがわかりました。
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