アパレル販売員をしていると、仕事にやりがいを感じられなくなったり、年齢や体力面で限界を感じると、転職を考えるようになると思います。ただ、転職をするならアパレル販売員としての経験やスキルを活かして、ステップアップできるのが理想ですよね。
今回は、アパレル販売員がステップアップをする際の選択肢をご紹介します。
アパレル販売員としてのやりがいを感じられなくなってくる時は、仕事の楽しさや魅力が失われている状態です。仕事に慣れてくると刺激がなくなるため、新たな環境で働きたくなる人も多いでしょう。また、任される仕事に不満があったり、頑張りを評価されないのも、働くモチベーションが下がる原因になります。
「もっとやりがいのある仕事がしたい」と思うようになる時は、転職や環境を変えるきっかけになるでしょう。
アパレル販売員をしていると、「店長になりたい」と思うのは当然の流れです。店長になると接客以外にも、売上管理や在庫管理、スタッフの育成や面接など、責任ある仕事を任されるようになります。
キャリアアップをして店長を目指したい気持ちが強くなると、結果を残して評価されるために仕事に積極的に取り組むようになったり、ステップアップするための行動を起こすようになるでしょう。
アパレル販売員は若い世代が中心に活躍している仕事です。そのため、年齢を重ねるにつれ、ブランドイメージに合わないことがストレスに感じて居心地が悪くなったり、若いスタッフと一緒に仕事をするのがやりづらく感じる場面が増えてきます。
そうすると、別の仕事に転職を考えたり、今の年齢にあったブランドへ移りたいと思うようになる人が多いでしょう。
働く上で給与や待遇に不満があると、仕事を辞めたくなるものです。「もっと給与がいい職場に変わりたい」「待遇が良い仕事に転職したい」と考えるようになります。
これまでの経験やスキルを活かして、ステップアップできる転職をすることがポイントになるでしょう。
アパレル販売員は、体力の限界を感じるタイミングがやってきます。立ち仕事による体力的な辛さや慢性的な足腰の痛みに悩まされると、仕事が好きだとしても、今の環境で働き続けることは難しくなります。
そうすると、アパレル業界でも立ち仕事ではない職種や、体力の負担が少ない別の仕事に転職を考えるようになるでしょう。
ステップアップを考えるのであれば、まずはアパレル販売員の仕事を極めることを目指しましょう。
アパレル販売員はお客様に商品の販売を行う仕事ですが、ただ接客をするだけではなく、目標を決めて取り組むことがステップアップをする近道です。
例えば「今日は〇人のお客様に商品を売る」「1ヶ月で店舗の売上1位を目指す」など、具体的な目標を設定することで、アパレル販売員としてのスキルも向上していきます。
結果が出ればやりがいにつながり、意欲的に仕事に取り組むことができ、また評価をされるため、インセンティブの支給や給与アップも可能です。
いずれは店長やマネージャーのポジションを目指せるため、アパレル販売員とは違う仕事内容に携わることができます。
アパレル販売員から本社職にキャリアチェンジする道もあります。とても狭き門のため、限られた人やタイミングが合わないと実現できませんが、アパレル販売員とは違った職種で、アパレル業界に携わることかできます。
アパレルの本社職には、プレス、バイヤー、MD、営業など様々な職種があります。服飾の専門学校を卒業した人であれば、専門職のパタンナーやデザイナーを目指すことも可能でしょう。
アパレル販売員から本社職になるためには、「本社勤務がしたい」という希望を積極的に伝える必要があります。また、社内公募を行なっている企業であれば、アパレル販売員から本社職へのキャリアチェンジも叶いやすいでしょう。
アパレル販売員の経験やスキルを活かして、他のアパレル企業に転職する方法もあります。いわゆる同業他社への転職ということになります。
他企業への転職は、アパレル販売員の経験があれば、採用に有利になるケースが多いでしょう。これまで培ったスキルを活かして、今よりも給与や待遇面で良くなる企業を選ぶことでスキルアップにつながります。
アパレル販売員を長く続けたい人や、もっとスキルを磨きたい人、新たな場所で活躍したい人は、他企業への転職を考えてみましょう。
アパレル業界ではなく、全く異なる業種や職種に転職するという選択肢もあります。業種や職種が異なる転職はハードルが高く、なかなか踏み出せないかもしれませんが、共通する仕事内容や必要とされるスキルが似ている仕事を選ぶと、アパレル販売員の経験を活かして働くことができるでしょう。
アパレル販売員からの転職でおすすめの仕事は、同じ接客業である美容部員やカフェ店員、受付などは、コミュニケーション能力を活かして活躍することができます。
他業種へチャレンジする場合は、仕事内容や求められる能力などを事前に調べ、ステップアップできる環境であるかを確認してから転職することが大切です。
アパレル販売員として働いた経験を無駄にしないためには、今よりもさらに飛躍できる環境や職種を見つけることがポイントです。そのためには今の自分を客観視し、「新たなステージに進むためにどんなことをしたいのか」という部分を明確にしましょう。
職種を変えたり転職をするなら、ステップアップできる環境を目指したいですね。