面接を受ける前には必ず対策をしてから挑むことが基本ですが、正社員を志す人にとってはより綿密に準備をする必要があります。アルバイトやパートの面接よりも踏み込んだ内容が想定されるため、あらゆるシミュレーションをして面接対策をしておきましょう。
ここではアパレル業界の正社員を目指す人に向けて、面接の事前準備やポイントをご紹介します。
そもそもアルバイトやパートの面接と、正社員の面接に違いはあるのでしょうか?どちらも面接で聞かれる内容は基本的には同じですが、正社員の方が評価基準が厳しくなることが想定されます。
正社員として雇用される以上、責任のある立場となり求められるスキルも高くなります。そのため面接では「どのような活躍をしてくれるか?」「将来性はあるか?」といった点も踏まえて企業側は採用を考えなくてはいけません。
もちろんアルバイトやパートでもふさわしい人材であるかをチェックされますが、正社員の面接ではその評価がぐっと厳しくなるため、しっかりと対策をして挑むことが求められます。
正社員の面接は評価基準が厳しくなることから、面接を何回かに分けて行うことが多いでしょう。アパレル業界なら、まず一次面接はショップの店長やマネージャー、人事の採用担当者などと行います。一次を通過した人は二次面接、最終面接と進み、晴れて採用が決まる流れになるため、アルバイトやパートの面接に比べて面接回数が多いことが特徴です。
それぞれ面接官が異なることで、応募者の能力や素質、人間性やアパレル業界への適性などを細かくチェックしています。最終面接まで気を抜かず、自分の強みや熱意をアピールすることが採用につながるポイントとなるでしょう。
正社員の面接を受ける前に行っておくべきなのは、企業研究です。面接を受ける企業の事業内容や企業理念、どのようなブランドを展開しているかを知ることで企業への理解を深めることができます。また自分と面接を受ける企業がどれくらいマッチングしているかを知ることもできるため、正社員を目指す人は必ず行うようにしましょう。
アルバイトや正社員に関わらず、面接の際に聞かれることは「志望動機」と「自己PR」です。この2つはどんな業界でも雇用形態であっても必ず聞かれることなので、明確に答えられるようにしておかなくてはいけません。
特に正社員の場合、より具体的な内容を目指しましょう。アパレル業界を志す人の志望動機は「服が好き」「ファッションの仕事がしたい」という内容がほとんどですが、具体的なエピソードをプラスして伝えるようにしましょう。そうすることで熱意やモチベーションの高さをアピールすることができます。
また自己PRについても同様で、過去の努力したことや実績、自分の強みや仕事に活かせるスキルを伝えることができるよう、面接を受ける前に入念に考えておきましょう。
では正社員の面接ではどのような質問がされるのでしょうか?一般的に面接でよく聞かれる質問と対策をご紹介します。
・「当社のブランドに抱く印象を教えてください」
→アパレル業界の面接ならほぼ聞かれる質問です。ブランドのイメージやどのような印象を抱いているかを的確に答えると、好感を持たれるでしょう。あまりマイナスになるような表現は避け、ブランドコンセプトや客層、商品の特徴などの印象と自分の感想を伝えるようにしましょう。
・「キャリアプランや将来の目標はありますか?」
→仕事でどのようにステップアップしていきたいかを聞かれます。「店長やマネージャーを目指したい」や「どのような実績を残したいのか」を、具体的に答えることで向上心の高さを評価されるでしょう。漠然としすぎていたり現実味を帯びていない目標は控えましょう。
・「アパレル業界の中で当社を志望した理由は何ですか?」
→アパレル業界には数多くの企業、ブランドが存在しています。その中でなぜその企業を選んだのか?を聞かれています。ただファッション関連の仕事をしたい気持ちだけでは志望動機にはなりません。その企業だからこそ得られる経験やスキル、また共感できるコンセプトやキャリアアップ制度などを理由に挙げると良いでしょう。
正社員の面接は緊張感のある中、自分の強みや志望動機などを最大限にアピールしなくてはいけません。面接を成功に導くためには、事前の準備や対策をしっかり行っておくことが大切です。
アパレル業界でどのような活躍したいかを思い描いて、何度もイメージをして練習しておくと安心ですよ。
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