1、アパレル企業が展開するカフェとは?
アパレルカフェとは、アパレル企業がフードビジネスに参入し、カフェなどの飲食できる場をプロデュースしていることを指します。取り組みの内容としては、コーヒーや紅茶、スムージーなどのドリンクから、パスタやハンバーガー、パンケーキやクレープなどのスイーツに至るまで、企業によってその展開する種類は様々。
どれも独自のコンセプトや世界観を重視した、アパレル企業だからこそできるカフェをプロデュースしていることが特徴と言えるでしょう。
2、なぜアパレル企業がカフェをオープンするの?
ブランドのさらなる知名度アップ
ではなぜアパレル企業があえてカフェをオープンする必要があるのでしょうか?それはブランドの知名度を向上させる目的があると言えます。現在アパレルカフェを展開している企業はすでに誰もが知っているブランドが多いですが、より幅広い層をターゲットにした時、さらなる知名度アップを狙うことがカフェをオープンする理由の一つです。
”おしゃれなカフェ”という認識で偶然立ち寄ったカフェが、アパレル企業がプロデュースするカフェだと知ったら、カフェの名前と同時にそのブランド名まで認知してもらえることとなります。その狙いこそが、近年のアパレルカフェの数の多さを物語っているのではないでしょうか。
相乗効果
アパレルとアパレルカフェはいわば「衣」と「食」を表します。なかにはインテリアや家具などを取り扱う企業もあるので、そうすると衣食住のトータルで提供をすることが可能となるわけです。そのためこれらの全てをアパレル企業がプロデュースすることで、相乗効果が生まれます。
「ここのアパレルブランドの世界観が好きだから、次はカフェに行ってみよう」や「カフェの料理が美味しかったから次は服をチェックしに行きたいな」など、両方の需要が高まることが期待できるのです。
アパレルだからといって服だけにとどまらず、幅広いジャンルを手がけてライフスタイルブランドとしての確立を目指すことが、カフェをオープンさせる目的と言えるでしょう。
実際にお店に来てもらう
最近はネットショッピングが主流となり、お店に行って服を買う機会が減ってきたと感じませんか?そのことに目を付けたことがきっかけで、アパレルカフェを展開する風潮となったのではないでしょうか。
アパレルカフェは、カフェとショップを併設している所も多く、食事の前後にショッピングを楽しむことができます。それはネットショッピングではできないことで、実際にお店に行かないと実現しません。
もちろん企業はネットショッピングでも利益がありますが、各企業のブランドごとに決めたコンセプトやブランドイメージ、店員とのコミュニケーションや手に取って服選びをする楽しさなどを、改めて実感してもらうことも一つの目的として掲げていると言えるでしょう。
3、普通のオシャレカフェにはないアパレルカフェならではの特徴は
商品の購入が可能
先ほども述べたように、アパレルカフェは商品を購入できるという特徴があります。あえてカフェとして独立をして商品を置いていないカフェも存在しますが、普通のオシャレカフェに対し、アパレルカフェはショッピングができることが大きく異なる点です。
ブランドの世界観を体感できる
「カフェらしいリラックス感」を意識しているオシャレカフェ。一方「ブランドイメージやコンセプトに基づいた世界観」を意識したアパレルカフェ。どちらもカフェであることに変わりはないですが、アパレルカフェは世界観へのこだわりが顕著に感じられることが特徴。
例えば店内や食器の色や壁紙、文字の字体に至るまで、細部に渡ってブランドイメージを崩さないカフェ作りをしていることが多く、それはアパレルカフェならではと言えるでしょう。
4、まとめ
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