正社員でもなくアルバイトでもない契約社員という働き方。アパレル店員の契約社員の募集を行なっているのを見かけたことがある人も多いと思います。でも正社員と契約社員にはどのような違いがあるのかイマイチわかりませんよね。
そんな人に向けて、この2つの働き方の違いや契約社員のメリット・デメリットについてご紹介します。「ステップアップをして正社員になることができるのか?」という疑問も解決しちゃいます。
まず契約社員と正社員の違いについてですがわかりやすく言うと、契約期間が異なります。まず正社員は雇用されたらよほどのことがない限り、定年まで働くことが可能です。一方で契約社員は半年や1年間などの契約期間を決め、それ以降も働きたければ契約更新を行わないといけません。
契約社員は自分のライフスタイルややりたいことに応じた働き方ができますが、正社員と比べると雇用が不安定な面があると言えるでしょう。
そのほかにも正社員と契約社員は給料やボーナスの金額に差があったり、待遇面での違いもあるようです。ただ社会保険や有給の取得などは契約社員であっても同等に受けられるので、その点は不安視しなくても良いでしょう。
<メリット>
契約期間が設けられていることを不安に感じるかもしれませんが、裏を返せば契約期間を終えたら転職をしたり違うことにチャレンジしやすい環境であると言えます。アパレル店員としてある程度の経験を積んだら、キャリアアップを見込んで別の企業が展開するブランドに転職しても良いですし、キャリアチェンジに挑戦してみても良いでしょう。
安定を求めることが全てではないので、自分らしく働きたい人や様々な経験をしてみたい人には契約社員として働く方が向いているかもしれません。
正社員ではNGとされていることが多い副業も契約社員なら可能です。勤務時間や日数などを調整し他業種でWワークを行なったり、スキルアップのために副業をするのも◎
1つの仕事にとらわれず幅広く活躍したい人や、収入を増やしたい人には最適な働き方と言えるでしょう。
アパレル店員は正社員として雇われると転勤を命じられることも。全国展開しているような大手のアパレルブランドなら転勤の可能性は高く、そうすると地元を離れた場所で働かないといけないこともあり得ます。
ですが契約社員には転勤を求められるリスクは少ないので、希望した勤務地で働くことが可能です。
子育て中のママやプライベートも大切にしたい人には契約社員がオススメ。比較的時間や勤務日数などの調整をしやすい契約社員は、仕事だけに時間を割くことが難しいライフスタイルの人に適しています。
子どものお迎えがあるため時短勤務を希望したい人や、プライベートで趣味や資格の勉強をしたい人にとっては契約社員だと働きやすい環境にあると言えるでしょう。
<デメリット>
契約社員のデメリットとしてはボーナスや退職金がないこと。ボーナスに関しては支払われるところもあるようですが、正社員と比べると少ないことがほとんど。
仕事内容や働く時間にそれほどの差がなくても、このような部分の違いがあることを知っておきましょう。
突然クビを切られるようなことはありませんが、正社員と比較してしまうとどうしても雇用の不安定さがあるのは事実。契約期間を終えて更新されないことを「雇い止め」と言いますが、長く勤めたいと考えている人にとっては契約更新の前になると落ち着かないと感じるかもしれません。
ただ平成25年の法改正により、契約社員として契約をして更新が5年を超えたら「無期労働契約」(期間の定めがない契約)に転換ができるようになりました。そうすることで契約社員でも安定が手に入りますが正社員とは異なります。無期労働契約に切り替わることでどのような利点や変化があるのか、契約条件を事前に調べておくことが大切ですね。
契約社員から正社員を目指すことは不可能ではありません。契約社員から正社員を目指すつもりで働くなら、「正社員登用制度」を設けていて実績があるかをチェックしましょう。そのような企業は積極的に正社員になるサポートをしてくれることが多いため、キャリアアップが見込めます。
アパレル店員の場合、良い売上や結果を残したり真面目な勤務態度が評価され、正社員になることもできます。その意欲や熱意を日頃から店長に伝えておくと、店長から推薦をもらえて正社員への道を切り開く近道となるでしょう。
アルバイトよりは給料や待遇が良く、正社員よりもプライベートとの両立や自分らしい働き方ができる契約社員。正社員に比べて雇用の不安定さはあるものの、アパレル店員としてやりがいを感じながら働けることに変わりはありません。
ぜひ契約社員という選択肢も視野に入れてみてはいかかでしょうか?
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