アパレル販売員は人気の職種のため、アルバイトをやってみたいと考えている人も多いのではないでしょうか?ただ、アパレル業界で働いたことがない人にとっては、「自分にできるかな…」「どんな仕事なのかわからない」など、不安があると思います。
そこで今回は、アパレル販売員バイトをしたい人に向けて、アパレル販売員の仕事内容やアルバイトをするメリット・デメリットについてご紹介します。
お客様に接客をするのがアパレル販売員の主な仕事です。商品の説明やコーディネートの提案を行い、お客様のニーズに合った接客をする必要があります。
アパレル販売員は、常に笑顔で愛想よく接客することが基本です。アパレル販売員の接客態度や対応が悪いと、店やブランドのイメージダウンにつながるため、どんな時でも笑顔でお客様とコミュニケーションを取ることが大切になります。
納品された商品を、店頭に並べることを品出しといいます。商品の種類、色、サイズごとに陳列する必要があるので、間違いのないよう、手際よく並べなくてはいけません。
商品を購入するお客様の会計を行います。レジ業務ではお会計だけでなく、ポイントの付与、割引サービス、ノベルティの配布なども行うため、覚えることがたくさんあります。
お釣りやカードを渡し忘れることのないよう、慎重に行う必要があるでしょう。
マネキンのコーディネートや店内のディスプレイも、アパレル販売員の大切な仕事です。
新作を打ち出す時は店のレイアウトを変更したり、天候に合わせてマネキンのコーディネートを変えるなど、お客様の購買意欲を刺激するための効果的なディスプレイが重要になります。
人気商品なら在庫を多めに確保したり、在庫が不足している商品があれば発注をするなど、商品の在庫管理を行います。
また、在庫管理にはバックヤードの整理も含まれるため、何がどこにあるのかが瞬時にわかるように、常に在庫は整理整頓しておく必要があります。
店内はいつも清潔な状態をキープしなくてはいけないので、開店前や閉店後は清掃を行います。ガラス什器や鏡などは汚れが目立ちやすいため、キレイに拭いて清潔な状態にしておきます。
洋服のホコリや糸くずなども床に溜まりやすいため、こまめに掃除を行う必要があるでしょう。
アパレル販売員の平均時給は1,131円なので、決して時給が高いとはいえませんが、ブランドによってはインセンティブの支給を行なっている場合もあります。アパレル販売員としての経験があったり能力が高ければ、もっと稼ぐことも可能です。
また、都心部では時給が高めに設定してあったり、土日や年末年始などの混雑する時は、時給が50〜100円ほど高くなることもあります。
基本的にアパレル販売員は、シフト制の勤務になります。早番と遅番に分かれて交代で勤務するのが一般的です。正社員やフリーターは、フルタイムの勤務になりますが、学生や主婦が働く場合は、「1日5時間の勤務」「週に3日のみ」など、働く時間や日数を柔軟に対応してくれることが多いでしょう。
アパレル販売員は、基本的に土日は出勤することが多いので、休みは平日に取得することができます。店によって方法は異なりますが、事前にシフトの希望を出してシフトを組んでもらうため、休みたい日があればその日に休むことも可能です。
アパレル販売員のバイトをすると、接客を通してコミュニケーション能力を身につけることができます。コミュニケーション能力は、社会人に必須のスキルです。
学生なら就活をする際に、自分の強みとしてアピールすることもできるため、今後の人生に役立つスキルを身につけることができるでしょう。
アパレル販売員の魅力は、おしゃれができること。好きな洋服を着て、髪型やネイルも自由に楽しみながら働けるバイトは、アパレル販売員ならではといえるでしょう。
アパレル販売員になると、自社ブランドの洋服を着て働く必要があります。店の商品は従業員割引がきくので、通常よりも安く購入することができるのは、アパレル販売員として働くメリットといえます。
アパレル販売員は、お客様にコーディネートの提案をしたり、自分自身もおしゃれに気を遣うため、自然とファッションセンスが身につきます。
色の組み合わせや小物の使い方など、ワンランク上のファッションセンスが身につくことは、アパレル販売員のやりがいを感じられる部分です。
最近はSNSでコーディネートを投稿したり、自らファッションセンスを活かしたコンテンツを発信するアパレル販売員も多いでしょう。
アパレル販売員は、勤務中はずっと立ちっぱなしの状態になるため、肉体的な疲労を感じやすいです。そのため、バイトを終えると、足がむくんでパンパンになっていることは日常茶飯事。
立ち仕事特有の疲れに悩まされるアパレル販売員は多いため、マッサージをしたりお風呂につかって疲れをとるなど、自分自身で体のケアをすることが大切です。
アパレル業界の繁忙期は、夏と冬のセールの時期や大型連休、イベントがある時期です。繁忙期は忙しい日が続くため、気合いで乗り切るアパレル販売員も多いようです。
基本的に繁忙期でも休みはあるものの、休みの希望を出せなかったり、土日は出勤が必須になることがほとんど。また、残業が発生することも多いため、忙しくなることは覚悟しておく必要があるでしょう。
アパレル販売員は、シフト制の勤務になるため不規則な生活になりやすいです。遅番が続いたり、遅番の次の日に早番のシフトが組まれたりと、毎日働く時間帯が異なることも。
遅番だと家に帰るのが22時近くになることもあるため、食生活が乱れたり、不規則な生活スタイルになる人も多いでしょう。
おしゃれをすることが好きな人は、持ち前のセンスや感性を生かして、アパレル販売員として活躍することができるでしょう。
お客様にコーディネートの提案を行なったり、アドバイスをするためには、ファッションに興味がある人やトレンドに敏感な人の方が向いています。
アパレル販売員はたくさんのお客様と関わる仕事のため、社交的な人に向いています。
人との関わりや繋がりを大切にしなくてはいけないため、人見知りをすることなく積極的にコミュニケーションが取れる人は、アパレル販売員として活躍することができるでしょう。
アパレル販売員は、どんな時もお客様の前では笑顔で元気よく接客を行う必要があります。気分が落ち込んだり疲れた時に、表情や態度に出てしまうと、お客様を不快な気持ちにさせてしまうため、嫌なことがあっても気持ちの切り替えができる、ポジティブな性格の人に向いています。
華やかなイメージが強いアパレル販売員の仕事ですが、実際は肉体労働といえる仕事内容です。一日中立ちっぱなしで働かなくてはいけない上に、納品された大量のダンボールを運んだり、品出しをするために店頭とバックヤードを行ったりきたりするなど、体力的に負担を感じることも。
また、繁忙期はゆっくり休憩する時間もないくらい、常に忙しい状態になるため、体力がないと続けられない仕事です。
アパレル販売員のバイトを通して学べることはたくさんあります。社会人になる前のアルバイトとしてアパレル販売員を経験すれば、就職や面接の際にもアピールできることが増え、採用に有利になるかもしれません。
また、アパレル販売員はフリーターも多く活躍しているため、フルタイムで勤務すれば、幅広い仕事を任せられたり、経験やスキルを身につければ正社員になることも可能です。
アパレル販売員に興味がある人は、ぜひご参考にしてみてくださいね。