道見さん(Mila Owen)/山﨑さん(SNIDEL)/池田さん(LILY BROWN)
2023年に新卒入社した同期の3人、Mila Owen(ミラ オーウェン)の道見さん、SNIDEL(スナイデル)の山﨑さん、LILY BROWN(リリー ブラウン)の池田さん。入社2年目を迎え、マッシュスタイルラボでの成長や経験について、率直な思いを語り合いました。前編では、新卒1年目に直面した苦労や不安、当時のリアルな心境について振り返りました。
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【後編】「マッシュスタイルラボ新卒入社2年目の本音」―挫折・成長・キャリアを語る座談会
道見さん(石川県出身)Mila Owen/ルミネ有楽町店
就活中に企業研究を進めるなかで、個性を活かした幅広い取り組みに惹かれ入社。服飾の専門学校を卒業後、入社を機に上京。
山﨑さん(千葉県出身)SNIDEL/新宿マルイ本館店 副店長
学生時代から憧れていたスナイデルへの想いを胸に、すきを体現しながら、ブランドの魅力をより多くの人に伝えたいとの思いで入社。
池田さん(鹿児島県出身)LILY BROWN/ルミネエスト新宿店
学生時代に上京。多くの人に愛されるブランドを多数生み出しているマッシュスタイルラボに魅力を感じて入社。
INDEX
道見:研修、一緒に受けましたよね?
一同:そうそう、一緒でしたね!
山﨑:新卒入社当初は定期的に研修があって、グループワークの研修でお会いしました。私たちの代(2023年入社)は70人ほどいたので、道見さんや池田さんとはその後なかなか顔を合わせる機会がなかったのですが、今日こうしてまたお話できるのが新鮮です。
池田:入社から半年くらいは、グループディスカッションの研修が多かったですよね?
一同:あったあった、懐かしいですね。
山﨑:1年目の研修は月に1回のペースで行われていて、後半は個人の売上実績や店舗での経験をもとにした実践的なグループワークもありました。
道見:最初の研修では、接客の基礎や素材に関する知識など、販売に必要な基本をしっかり学べたのが印象的でした。2年目に入ってからは「新人スタッフの受け入れ方法」や「指導とコミュニケーションの違い」などの後輩指導に関する研修内容になり、ステップアップしていきましたよね。
山﨑:そのときどきの自分のステージに合った研修が用意されているので、毎回受けるたびに、「よし、頑張ろう!」とモチベーションが上がります。あと、自分で専門的な研修を選択し受講できるのもスキル向上にとても役立ちました。選択式の研修は様々ですが、私は「パーソナル診断研修」や「アウター販売のコツ」などを受講し、知識を深めていきました。
池田:本当に研修制度が充実していてありがたいですよね。同期と定期的に顔を合わせられるのも励みになって、モチベーション維持に繋がっていたと思います。
山﨑:新卒にとって、メンター制度はとてもありがたい仕組みだと感じました。先輩が1対1で教育係としてついてくださるので、業務面だけでなく日々のちょっとした悩みもすぐに相談できて、本当に心強かったです。
池田:私も同じです。メンターの存在が大きな支えとなりました。仕事でつまずいたり、不安を感じたりしたときでも、すぐに話せる先輩がいることで安心感がありましたし、自然と信頼関係も築けて、距離もぐっと縮まりました。会社全体として風通しがよく、人間関係が温かいなと感じています。
道見:私は入社したばかりの頃、皆さんの美意識の高さに驚きました。洋服だけでなく、コスメやライフスタイルにまでこだわっていて、自社ブランドを本当にすきなスタッフが多くて。そういう姿勢にすごく刺激を受けましたね。
池田:それ、すごく共感します!自分のライフスタイルを大切にしながら働いているのが伝わってきて、自然とブランドや会社への愛着が育まれているんだなと思います。
山﨑:私の店舗は、お互いの成長を喜び合いながらもいい意味で切磋琢磨して成長し合える環境です。今回、インタビューに出演することを伝えたら、みんなが喜んでくれて、「頑張ってね!」って温かく送り出してくれました。仕事で壁にぶつかることがあっても、「この仲間がいるから頑張ろう」って思える、本当に心強い存在です。
道見:私の働く店舗も、スタッフ同士の仲がとてもいいです。休館日にメンバー全員で出かけたこともあり、普段からとても距離が近い関係です。店長の柔らかくて優しい雰囲気が店舗全体に自然と広がっていて、安心感のある落ち着いた空気が流れています。他店舗にヘルプに行った帰りでも「ちょっと有楽町店に寄って店長に会いたいな」と思うくらい、店長の存在に癒されています。
池田:その気持ち、すごくわかります!私の店舗も、スタッフ同士の仲の良さが自慢です。何かミスをしてしまったときも、「こうすればもっと良くなるよ」と、その場でしっかりフィードバックしてくれるので、引きずることなく前向きに切り替えられます。そういう風通しの良さが、自分自身の成長に繋がっていると感じます。
山﨑:私はお客様とのコミュニケーションにとても苦労しました。もともと人と話すことが得意ではなかったので、入社してからの3カ月は、声をかけるタイミングが分からず、ニーズをうまく聞き出すこともできませんでした。周りのスタッフと自分を比べて、悔しい気持ちになることもありました。でも、その気持ちを正直に先輩に相談していく中で、自分自身の長所に気づくことができたんです。そこからは、自分らしさを活かした接客ができるようになってきました。
池田:私も最初は接客になかなか自信が持てず、お客様へのアプローチ方法が分からず戸惑うことも多かったですね。「まずは接客に慣れて、自信をつけよう」と思って、先輩の接客を真似しながら、ひたすら実践の数を重ねることを意識しました。そのうちに流れが見えてきて、お客様の動きを先回りして考えられるようになったと感じています。
道見:私はブランドや商品の知識が足りないことに悩んでいました。お客様に提案しようとしても、深い話ができずに言葉につまってしまうこともよくありました。そこで、ブランドサイトをこまめにチェックしたり、気になったことはすぐにメモしたりして、少しずつ知識を積み重ねていきました。そうした積み重ねが自信につながり、今では提案の幅も広がったと感じています。
道見:私は入社のタイミングで石川県から上京したのですが、やっぱり社会人1年目はホームシックになりました。最初の頃は、3カ月に1度くらいのペースで連休をいただいて、地元に帰省していましたね。
池田:私も同じです。鹿児島県からの上京だったので、3カ月に1回は実家に帰っていました。店長は気持ちをすごく理解してくれるので何でも相談しやすいです。時期や店舗の状況にもよりますが連休が取れることもあるので働きやすい環境です。帰省して家族と過ごすと気持ちがリセットされて「また頑張ろう」って思えます。
道見:私も地元に帰ると、友達と会って遊んだり自然の多い場所に行ったりして、しっかりリフレッシュしてから東京に戻ってきます。そういう時間があることで、心のバランスが取れていると感じています。
池田:ありがたいことに、私はすぐに店舗の雰囲気に馴染めたので、大きな不安は感じませんでした。何かあっても、先輩たちにすぐに相談できる環境が整っていて、心強かったです。仕事が終わった後に、一緒にごはんに行くこともあり、仕事の話からプライベートまで気軽に話せる関係性が築けています。今では後輩もできて、店舗全体が温かいファミリーのような存在に感じられています。
道見:私は、社会人になって初めて東京で暮らすことになったので、最初は本当に不安でした。友達もいなくて、ひとりで過ごす時間が寂しく感じることもあり、「辛いな」と思う瞬間も正直ありました。でも、店舗のメンバーと過ごす時間が増えていく中で、少しずつ支えられている実感が持てるようになり、今では「この場所で働けて本当に良かった」と心から感じています。
道見:やっぱり自炊が一番大変です。仕事がある日は、なかなかご飯の支度ができないので、休みの日に作り置きをしています。仕事の日もお弁当を持参して、できるだけ節約を心がけています。
池田:それ、すごいですね!本当は自炊したほうが節約になるのは分かっているんですが・・・、正直、ほとんどできていません・・・(笑)。でも、生活は回っています。一番すきな洋服を社員割引で購入できるので、すごく助かっています。
道見:本当に!社員割引はありがたいですよね。自分のブランド以外のアイテムも買ったりしますか?
一同:買います!買います!
池田:私はミラ オーウェンのアイテムをよく買います。シンプルで合わせやすいですし、スナイデルもジェラートピケも大すきです!
山﨑:わかります~!どのブランドも本当にかわいい商品がどんどん発売されるので、「これもかわいい、あれもかわいい」って、エンドレスです(笑)。
一同:それ、あるあるですね(笑)。
池田:カートの中はいつも欲しい商品でパンパンです(笑)。
道見:洋服だけじゃなくて、コスメも社員割引で買えるのがうれしいですよね。学生の頃は憧れていたアイテムが、今では当たり前のように使えているのが本当にうれしいなって思います。
山﨑:洋服もコスメも飲食も、社員割引制度があるのは特に上京組には本当にありがたい制度ですよね。ちょっとした“ごほうび”感覚で、日々のモチベーションにもつながっています。
池田:「失敗を恐れずに、なんでもやってみて!」と伝えたいです。私自身、仕事を始めたばかりの頃はミスをして落ち込むことも多かったのですが、振り返ってみると、その一つひとつの経験が確実に自分の成長につながっていたと感じます。だからこそ、まずは挑戦してみることを大切にしてほしいです。
道見:私も「失敗も大切な経験だよ」と伝えたいですね。東京で働く中で、地方では得られなかったような貴重な経験を日々実感しています。たとえば、本社での研修に参加できたり、第一線で活躍する先輩方の姿を間近で見られたり。そんな環境にいられることに、ワクワクしています。だからこそ、「今ここで働けていることは、本当に楽しいよ」と伝えたいです。
山﨑:私もやっぱり、「失敗を恐れず、どんどん挑戦してみてほしい」と思います。もし挑戦を避けていたら、成長のスピードもきっと遅れてしまっていたと思います。だからこそ、まずは一歩を踏み出す勇気を大切にしてほしいです。それに、周りにはいつも優しくて頼れる先輩たちがいるということも、忘れずに伝えてあげたいですね。
編集後記
座談会の前編では、マッシュスタイルラボに新卒で入社し、2年目を迎えた3人が、リアルな心境を語ってくれました。研修での学び、接客での葛藤、上京生活の不安、店舗の温かい雰囲気、そして失敗から得た気づき、どのエピソードにも共通していたのは、「仲間の支えがあったから、前に進めた」という想いです。
後編では、そんな経験を経て見えてきた自分の成長、そしてこれから歩んでいきたいキャリアについて、さらに深く語っていきます。