アパレル業界の面接を受けて、見事内定をもらえた場合、入社まではどのような流れになるのでしょうか? 様々な手続きや必要になる書類もあるため、不備がないように事前に流れを把握しておくことが大切です。
今回は、アパレル業界の内定から入社までの一連の流れと、確認するべきポイントをご紹介します。
内定が決まると、応募先から内定通知の連絡が来ます。電話、もしくはメールで来ることが一般的です。
内定を承諾するのであれば、速やかに返事をしましょう。できれば即日に返事をするのが理想ですが、遅くても2〜3日以内に返事をします。
もし返事に時間がかかるようであればその旨を伝え、できるだけ早く連絡をしましょう。
内定承諾をすると、後日「内定通知書」が届きます。「労働条件通知書」も同封されていることが多いため、内容をしっかり確認しましょう。
「内定承諾書」は、内定を承諾する意思を示す契約書です。内定通知書に同封されているため、内容を確認したら内定承諾書にサインをして、期日までに応募先に返送します。
返送する際は、内定承諾書だけでなく、送付状も同封して送りましょう。
入社日がすでに決まっている場合は、その日から勤務できるようにスケジュール調整を行います。入社日が決まっているのに、内定後に入社日の変更を申し出るのは、内定取り消しのリスクがあるため、基本的には避けましょう。
入社日が決まっていない場合は、現在勤めている会社の退職日との兼ね合いを見て決めます。入社日の前日を退職日に設定できるとよいでしょう。
現在勤めている会社で、退職の手続きを進めます。業務の引き継ぎ以外にも、社員証や健康保険証の返却、源泉徴収票や年金手帳、雇用保険被保険者証の受け取りなど、退職時に返却するものや受け取る書類があるため、忘れずに手続きを行います。
また、入社に向けて新しい環境でスタートするために必要な準備も進めましょう。
内定を承諾する前に、雇用条件を確認しましょう。給与、福利厚生、勤務時間、休日、手当などを確認して納得した上で、返事をする必要があります。
求人の募集要項に明記されていたり面接時に伝えられたりと、すでに把握している場合でも、再確認しておきましょう。
仕事内容や配属先などもしっかり確認しましょう。自分のスキルや経験を活かせる業務ができるのか、また理想とするキャリアを築けるのかをチェックしておくと、入社後も安心して働くことができます。
未経験の仕事に転職する場合、充実した研修制度が整っているかを確認しましょう。研修期間や、研修中の給料についても確認しておくと安心です。
お世話になっております。
この度は、内定のご連絡をいただきまして誠にありがとうございます。
貴社の内定をいただけて、大変嬉しく思っております。
内定をお受けし、ぜひ貴社の一員となって働かせていただければと存じます。
入社に関する手続きや必要な書類等ございましたら、ご教示いただければ幸いです。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
名前
電話番号
メールアドレス
お世話になっております。
この度は、内定のご連絡をいただきまして誠にありがとうございます。
内定のお返事についてですが、慎重に検討させていただいた結果、誠に勝手ながら内定の辞退をさせていただきたく存じます。
貴社の内定をいただいたことに深く感謝しております。しかしながら、このようなご連絡となってしまい誠に申し訳ございません。
○○様をはじめ、面接でお世話になった皆様には心より感謝しております。
貴社のますますのご発展をお祈り申し上げます。
名前
電話番号
メールアドレス
・内定承諾書
・年金手帳
・雇用保険被保険者証
・源泉徴収票
・退職証明書
・健康診断書
・住民票(マイナンバーカードのコピー)
・給与振込先届出書 など
内定後は様々な事務手続きが必要になるため、転職先に提出する書類がたくさんあります。「年金手帳」「雇用保険被保険者証」「源泉徴収票」は退職する会社から受け取る書類になるため、退職後は大切に保管しておきましょう。
入社に向けて、必要な書類の準備や揃えておくべきものがあれば、早めに用意しておきましょう。転職後は覚えることが多いため、メモやボールペンは必ず準備しておく必要があります。
また、アパレル業界は私服勤務が一般的ですが、勤務中に着る洋服の規定があれば、その確認をしておくと安心です。基本的には自社ブランドの洋服を着るため、準備が必要であれば入社までに用意しておきましょう。
内定後に転職先に好印象を与えるためには、返信をすぐにしたり提出書類は不備がないようにしたりと、細やかな配慮が必要です。
退職の手続きや入社に向けての準備も同時に行わないといけないため、スケジュール管理を徹底して、気持ちに余裕を持って入社できるようにしたいですね。